Bフレッツが開通した。ファミリータイプの10Mbpsである。工事は1時間ほどで終了し、工事の人がNTTサイトへ直接つないで計測した結果は4.3Mbpsであった。現有のRT314ルーター経由で回線速度測定サイトによる計測では
下り 推定転送速度 / 3164.833kbps(3.164Mbps)405.19kB/sec
上り データ転送速度 1.66Mbps(207.68kB/sec)
となった。ADSLでは300kbps程度しか出ていなかったので一挙10倍の速度アップとなった。もしかするとルーターがボトルネックとなっている可能性もあるが、とりあえず満足である。
左が光端末接続装置、右はご存じADSLブリッジ・モデム
インターリンクから付与された光用の固定IPはADSLとは違うものであるので、光でサーバー運用するためにはDNSの設定変更が必要である。世界中のDNSサーバーが書き変わるのには最低でも24時間程度必要なので、その間外部からアクセスできないのでは問題となる。と言っても、たかが自宅サーバーなのでそれほど神経質になる必要もないがこんな方法を採ってみた。
ADSLで使っているサーバーのHDDのコピーをddで作った。それを開発用PCに装着して別サーバーとした。別サーバーには以前使っていたルーターCR110/HUBをADSL用に設定して接続し、これをADSL回線につないだ。
これで、別サーバーの方が外部からのアクセスを受けるようになる。現用ルーターは光用のIDとパスワードを設定したので家庭内LANからは光経由でインターネットへアクセスできるようになった。もちろんこちらにもサーバーがあるが、新しいIPなのでWAN側からのアクセスはない。
この状態でドメイン登録業者のサイトでドメインとIPの関連付けをADSL用のIPから光用のIPへ変更した。我が自宅サーバーはDNS運用をここのDNSサーバーで行っているので、自宅ではBINDは設定していない。外部からアクセスする際に引かれるDNSサーバーが光用のIPに変わっていれば、光系のサーバーへ到達し、以前のIPが引かれればADSLの別サーバへアクセスされることになる。
ドメイン登録業者での変更は昨夜9時頃に実施した。出勤前にサーバーを点検したところ、日付けが変わったあたりから光系へのアクセスが来始めた。出勤して、職場から自宅webサイトへアクセスしたら光系が応答した。光が応答していることがわかるように光系サーバーはTOPページをちょっとだけ変えておいた。
サーバーがハンドリングしているメーリングリストも午前中はADSLから来ていたが、午後になると光から来るようになった。こちらもメールの件名につく連続番号に違いをつけたのが目安になった。
手元に2機種のルーターがあるので比較してみた。使っているCPUはそれぞれ数十MHz台なのであまり変わりがないと思うが念のためである。測定はhttp://musen-lan.com/speed/を使用した。ここは上りの計測もできる。
以下に結果を示すが、常用のRT314による同じサイトでの以前の計測ではダウンロード速度は3Mbps前半が多かったので、CR110/HUBによる3.984Mbpsは良い成績である。
しかし、計測時のネットワーク状態に左右されるのでどちらのスループットが良いかは一概には判断できないが両機種ともとりあえずBフレッツには接続できている。RT314はフィルター関係のsyslogの外部出力があるので、やはりこちらが常用ルーターである。やはり、最新の高スループット・ルーターを導入したいがRT314と同程度のフィルター、syslog機能を有するものが欲しい。
CR-110/HUB
(ダウンロード速度)
1.WebARENA / 3486.299kbps(3.486Mbps) 446.34kB/sec
2.PLALA / 3984.397kbps(3.984Mbps) 510.22kB/sec
3.ASAHI-Net / 3353.323kbps(3.353Mbps) 429.09kB/sec
推定転送速度 / 3984.397kbps(3.984Mbps) 510.22kB/sec
<アップロード速度>
データ転送速度: 1.51Mbps (189.97kB/sec)
転送データ容量: 1000kB
転送時間: 5.264秒
RT314
(ダウンロード速度)
1.WebARENA / 3130.776kbps(3.13Mbps) 400.51kB/sec
2.PLALA / 3299.431kbps(3.299Mbps) 422.16kB/sec
3.ASAHI-Net / 1239.787kbps(1.239Mbps) 158.6kB/sec
推定転送速度 / 3299.431kbps(3.299Mbps) 422.16kB/sec
<アップロード速度>
データ転送速度: 1.78Mbps (223.11kB/sec)
転送データ容量: 1000kB
転送時間: 4.482秒
家の建て替えに伴い、Bフレッツをファミリータイプの10Mbpsからハイパーファミリータイプの100Mbpsへ変更した。旧居では1階の壁に穴を開けて居間に引き込んだが、新居では引き留めの外壁から居間まで電線管を通したので、非常にすっきりしている。今回は光電話も導入したので、光終端装置GE-PON-ONUとIP電話用ルーターRT-200NEが設置された。モデムはデフォルトでブリッジ・モードになっていたので、手持ちのルーター、マイクロ技研のSuperOPT100を接続した。
SuperOPT100でPPPoEの設定変更すると問題なくインターネットへ接続できた。早速、回線速度測定サイトで計測すると
下り 推定転送速度: 33495.074kbps(33.495Mbps) 4186.18kB/sec
上り データ転送速度: 33.47Mbps (4.18MB/sec)
と以前の10Mbpsタイプの10倍となった。ただし、SuperOPT100が2年ほど前の型なので、最新のルーターではもう少しスピードアップが期待できるかもしれない。もちろん、RT-200NEをルーターとして使うことができるが、SuperOPT100にはsyslogやipフィルタの設定をしてあるので、RT-200NEをブリッジ・モードで使用している。
左が光終端装置GE-PON-ONU、中央はNTTのルーターRT-200NE、右は手持ちのルーターSuperOPT100