PROFILE

 あっという間に人生50年を過ぎてしまった。子供の頃から模型工作、ラジオ作りと励み、最終的にはアマチュア無線へと進み、今でも現役で無線機の自作もするが、寄る年波にはかなわず目が悪くなり、細かい部品を扱うのが億劫になりつつある。
 本格的にパソコンに興味をもつようになったのは東芝の386SXダイナブックを買ってから。これは英語DOSの無線アンテナシミュレーションソフトを走らせるため、IBMコンパチ機が必要となったために買ったが、1.4MBのフロッピーが使えず往生した。このあたりにも国民機98の悪しき影響があったと思う。その後、安さにつられ、アウトレットで買ったP60の98MATEに浮気したが、2年ほど使った後、ディスプレー、メモリー、CD-ROMドライブだけを自作機に転用してゴミ箱へ捨てた。自宅には計7台のパソコンがあり、その内5台は自作したものであるが、安物パーツやジャンクを組み合わせたものばかりである。
 UNIXは1998年頃から遊びだした。最初はFreeBSDだったが、今では本屋をのぞいてもLinuxの方が出版物が多く、自然とLinuxへ移ってしまったが、現在のサーバーはFreeBSDで作り直した。デスクトップ環境ではやはりWindowsにかなわないと思う。サーバーのメンテもWin98マシンからtelnetでやっている始末。
 今回の自宅サーバー構築の直接の動機は、飲み仲間のMLを立ち上げたかったため。ISPでのMLは一つ持っているが、同じものをもう一つというのも味気ないので、自宅サーバーとなった次第である。飲み仲間のMLはfmlを導入して立ち上げた。
 FreeBSDやLinuxで遊んでいるとボケ防止になると思うが、歳のせいかコマンドをすぐ忘れてしまう。プログラムは残念ながら書けないが、いつかチャレンジしてみたい。

macについて

 いい歳をしたオヤジがmacというのも可笑しいと思われるがそれなりの歴史があるので紹介したい。アマチュア無線も趣味の一つであるが、交信する時にハンドルと呼ばれる名前を使うことが慣例となっている。元々はプロの通信で電報をやりとりした際の取扱者の意味だと思われるが、それが転じてアマチュア無線では本名の代わりに使われる。無線交信では電波の強さが安定しないことの方が多いので、名前も長いものより短いものの方が都合がよい。欧米人は一般的に愛称があるのでRobertさんはBob、ThomasさんはTomとなり至極便利である。日本人の場合は名前の一部を使う人が多いようである。秀夫さんはHide、幸夫さんはYukiという具合である。私の名前は誠で当初はMakoを使っていた。外国の人と無線電話で交信する時、私の名前はMako、スペルはMikeのM、AlfaのA、KiloのK、OscarのOで「Mako」と紹介すると、特にアメリカ人の場合は例外なく「メェーコ」となってしまう。「Makoto」では「メェーコォトォ」となってしまい、親からもらった名前を「メェーコォトォ」と呼ばれるのはあまり良い気分ではない。そこで登場したのがMacである。Macはアイルランド人の名字の接頭語によく使われているが、それは気にしないことにして自分のハンドルとした。
 このMacは英語圏以外の人にもよく通じるし、3文字と短いので電信(モールス符号)の時にも便利である。大リーグで活躍しているマック鈴木も誠なので「誠=Mac」はかなり定着しているのかもしれない。ただ、私のMacはかれこれ30年近く使っているので、マック鈴木よりも歴史があるのだ。

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15/Feb/2003 Copyright all revered by mac